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CBGB閉店の日

 最近はまたアパートか図書館にこもって原稿の追い込み。出ているセミナーのアサインメントも十分に読めず、いったいNYくんだりまで来て何をやっているんだか……。

 CBGBの閉店日にパティ・スミスが登場することも、知ったときには時すでに遅く、チケットはすでにsold outだった。店まで行って当日券がないか聞いてみたが、あっさり何もなかった。
 それでもその10月15日の夜には店の前まで行ってみた。大勢の人間が集まっていて、プロの報道陣らしき人たちも多かったが、さかんに演説しているオッサンとか、そこら辺にいる人の写真を声をかけて撮っている(僕も撮られた)エルヴィス・コステロそっくりのオヤジとか、こざっぱりと格好良い母親とすらっと細身の美少年という親子二代のロックンロール・ファンとか、いろんな人たちがいて、見ているだけでも楽しかった。やっぱりクラブの方へは入れず(昼間のステージ調整中は自由に入らせてくれたけど)、しょーがないので、せめてと思って、隣のパブに入ってビールを飲み、おみやげのTシャツなどを買っていたら、それぞれにCBGBのロゴが入ったTシャツを着た、かなりの歳の老夫婦がよたよたと入ってきて、カックイーと思ったので声をかけて写真を撮らせてもらい、少し話したら、かれらはホロコーストの研究をしていて、おばあさんが携帯DVD再生機(!)を鞄から出して、自分でつくったというビデオを見せてくれた。
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