青空が重苦しい午後はルー・リードに限る


 ルー・リードの1972年のライヴを収録した『アメリカン・ポエット』のイタリア製重量版2枚組。ジャケットの状態が良かったので買ったのだが、重量版だとは気がつかなかった。音は大変良く、盤質が良いのかスクラッチノイズも少ない。手持ちのCDの方が周波数レンジが広くてバランスもフラットな感じだが(といっても元の録音状態そのものがオーディオ的にはそれほど優秀とは言えないのだが)、会場の空気感そのものが聴き手にぶつけられるような臨場感はLPの方がかなり上だと感じた。満足。