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中西準子の宇井純追悼文

 中西準子氏のサイトで、先日亡くなった宇井純氏への追悼文を読む。ずっしりと胸に迫る、というのはこういう感じだったか。
 僕が「社会問題」というものに初めて目を見開かされたのは、10歳の夏に読んだ『公害のはなし』という本によってだった。いちばん好きな写真集もユージン・スミスの『水俣』だ。これらの本の衝撃は、いまも僕の中に残っている。身体の中で微かな振動が続いているのだ。
 それなのに、不思議なことに、大学で公害問題・環境問題を勉強しようと思ったことはなぜか一度もない。僕は小一のときに初めて親にねだって買ってもらった本が学研の『昆虫図鑑』だったし、学研の学習雑誌ではもちろん『学習』より『科学』が好きで、中学生の頃までは理科が一番好きな教科だったし(特にイオン化傾向とかの化学分野が大好きだった)、成績もいちばん良かったが、なぜか自然科学者になろうと思ったことはなかった。でも中西氏のような人の仕事に接すると、いわゆる理系に進んでも良かったかなと思うことが、たまに、ほんのちょっと、ある。そうしたら、どんな人生だったのかな。

マティスの描いた犬のクローズアップ(顔がナイス!)と、Thanksgivingのツアーでお邪魔したコネチカットの豪邸にいた犬。
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