2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

フィギュアスケート

おれは13歳のときからかれこれ30年間、フィギュアスケートのファンである。ある春の午後、部活が終わって、いつものように中学校の前の文具屋兼パン屋でたむろしていたとき、たぶん好物のカルピスソーダを飲みながら、店先に積んであった『別冊マーガレット…

コメントとTBについて、『コスモス・ホテル』

このブログでは、コメントとトラックバックを設定していません。その理由は、それらがなんのためにあるのかが実感としてわからないから、というのが最も根本的ですが、もう一つは、仮に私の書いた記事にコメントをつけてくださる奇特な方がおられた場合、私…

英語教材・リスニング編

おれは自慢じゃないが英会話はまるでダメだが、英語は嫌いではない。英語教材もけっこう持っている。というか、試しては放り投げ、また買っては積ん読……の繰り返し、というのが正直な(情けない)実情である。。。が、気まぐれに、おすすめ教材をいくつか挙げ…

Josef Koudelka

原稿書きに疲れて、ヨゼフ・クーデルカの写真集を手にとる。ただしamazonでリンクされている版ではなく、昔の小さなフォト・ポッシュ版(いまは出ていないのだろうか)。戒厳令下のチェコスロヴァキアも、スペインの動物園の猿も、フランスの片田舎の道も、…

前回の続き

たとえば、「科学と人間」というテーマ。進化生物学が新たなステージに入っている現在において「人間」を考える上で最もホットかつ必須の(どんな意味でこのテーマをとらえようと)問題設定だ。 サルトルには二重の意味での科学批判があったと思う。ひとつの…

海老坂武『サルトル――「人間」の思想の可能性』(岩波新書)

風邪をひいて寝込みつつ、海老坂武『サルトル――「人間」の思想の可能性』をイッキ読み。ばくぜんと予想していたよりもはるかにエキサイティングな本だった。「あとがき」でベルナール・アンリ・レヴィの〈反人間主義〉的サルトル読解に真っ向から異議申し立…